誓いの言葉・高校編
部活が終わりコーチに呼ばれた

今年からこの学校にコーチとして来ている先生で、顧問は今体調が悪く急遽顧問の教え子で昨年まで大学の剣道部で主将をしていた向井さんが呼ばれたらしい

彼は事情があって剣道部を辞めているみたい
今は4年生で来春この学校の教師になるらしい
実際は臨時みたいだけど…詳しくはわかんない

顧問がいない状況で伝統ある剣道部のコーチをするのは大変みたいだ
だから、結構私と男子主将は頼りにされている


「葛西と佐久間あとで体育教官室まで来てくれ」


男子主将の葛西は既に推薦で大学が決まっている
けれど、将来は何を目指しているのかは聞いた事が無かった


「佐久間、お前もう大学決めたか?」


「私、就職する事になったんだ」


「え?どこ行くんだ?」


「警察受ける」


「…………試験はいつ?」


「9月。一次二次と続くみたい…部活もあるから大変」


急に無口になってしまった葛西



…意外だったかな?


-----トン トン

「入れ〜」


「「失礼します」」


教官室に通されると一枚の紙を渡された
それは

【第52回全国高等学校剣道大会】の要項だった

ついに来たーーーー!
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