誓いの言葉・高校編
真剣な顔で私に語りかける愛美

「瞳は省吾さんの様な包容力のある年上の人が合っていると思う。
本当は実年齢もっと上の人の方が良いかと思ったけれど、省吾さんの話しを聞けば聞くほど良いんじゃないかなって思うよ

瞳は省吾さんの事どう思うの?」


「私?………会えたら嬉しいし、安心できるのは事実だけど、好きかどうかまではわからない」


「なんで!」


「だって…今までカッコイイな〜とかドキドキする事はあっても、特定な人に対して好きって気持ちをずっと持ち続けた事無いから…」

愛美は"はぁ〜"と溜息をする


「あんたってそういえば、バレンタインもお父さんと弟達にしかあげた事無かったよね…」

うっ………痛いところを思い出してくれたわね


「まぁ 時間も余り無いからイケメン主将の話しは後で聞くからね!
瞳?省吾さんと主将とついでに葛西と…三人身近に男がいるから、自分の気持ちがどう動くかよっく比較してご覧よ」


「な…なんで?」

愛美は"今にわかるって!"と言いながら部屋に向かいだした

廊下を二人で歩いていると葛西が私達を呼び止めた


「蓮井ちょっと良い?」

私は愛美を置いて一人で部屋に戻った
< 81 / 254 >

この作品をシェア

pagetop