誓いの言葉・高校編

｢瞳ぃ〜！｣


愛美が赤い顔して私の顔をじっと見る


｢な なに？｣


なんか雰囲気変なんだけど…


｢さっき、葛西に呼ばれて……
…今夜二人で会えないか？って言われた。話しがあるって………｣


｢え！それって…まさか！｣

｢待って！まだわかんないよ。どうしよう…凄く真剣だったから…｣


｢だったから？｣


｢会う約束してきた｣


キャー！
二人で盛り上がっていてふと時計を見ると集合時間が迫っていて、私達は慌てて部員を集めダッシュで食堂に向かった


ﾔﾊﾞｲ！
遊びに来てる訳じゃないのに！


食堂では既に何校か着席していてビリでは無かった事に少しホッとした


着席してすぐコーチの冷たい視線と横でニヤニヤする田崎さんを必死無視した


｢先輩！コーチが見てますが…｣


｢そお？無視よ無視！｣


向かいに座った愛美を見るとボーッとしているし
愛美の肩越しに見えた隆文さんは私に視線を送りニンマリしていて…



なんか剣道以外の事で色々起こりそう


予定時間になり一斉に食事が始まった


｢愛美！早く食べなよ｣