誓いの言葉・高校編
「俺さ、家業の医者を目指すんだ。流石に今ほど剣道に時間割けなくなるからさ…今は目標の全国大会まで全力投球さ…

瞳ちゃんは大学行かないの?」


「うん。早く自立したいの」

………………
………………
………………

「瞳ちゃんは彼氏いるの?」

な 何?急にドキドキしてきた


「いいえ。居ないです。隆文さんは凄い人気ですよね…モテモテ!」



「…………好きな子にモテなきゃ何の意味も無いよ」

好きな子…
…………………

ガサガサ…

急に背後から聞こえた物音にビックリして隆文さんに抱き着いてしまった


よく見ると野良猫が走って逃げて行ったのでホッとして隆文さんから離れ様とした


……えっ……………

隆文さんはより私を強く抱きしめこう耳打ちした


「瞳ちゃん、初めて君を見た時からずっと君が好きなんだ。
一目惚れしてしまったんだ。
君の可愛い姿はもちろん、可愛い笑顔とは違う芯の強い所も…
今日、武道場で君を見てよりこの思いが強くなったんだ…。遠距離になるけれど、彼女になってくれないかな?」


…………嘘。


「急に言われても困るよね。返事は帰り迄に欲しい」


どうしよう
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