誓いの言葉・高校編
午後からの稽古は男女に別れ団体戦を行う事になった
私達はABの2チームに別れ試合をした
オーダーは色々変えて…

先鋒・中堅・副将にウエイトを置いたり、前三人に絞ったり…

私は主に中堅と大将を任された

今日のリーグ戦の結果で明日のトーナメントの位置が決まる

狙いはもちろんシード

全6試合のうち、半分が終わった所で負け無し、けれど残りの対戦相手は強豪ばかりだった

引き分けの後迎えた5試合目

相手は関学園だった

物凄い存在感ある5人に唯一2年の谷口が

「先輩………名前負けしたくないですよね」

と笑った

"絶対繋ぎますから…"

そう言って先鋒戦が始まった

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相手は5人全員が3年生
部員も多く選手の層も厚くDチームまで存在する

谷口は言葉通り本当に粘った
相手はとにかく竹刀の振りが早く、稽古量の違いが一目でわかる

生徒同士の審判にも助けられ何とか粘り抜き引き分けで次鋒戦へ進めた

ここは勝負するか…分けにして次で取るか…
普段ならそんな事も考えるが、相手はあの強豪
全力で向かうしかない
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