夏と冬とあたしと
京奈とあたしで夕陽の話をずっとしていると

「あ、朝陽!夕陽君がきたよ!」

って言ってきた。

あたしは夕陽のほうに振り向く

「どうした?ゆーひ。何か用?」

「いや、別に社会の教科書借してもらおうとしただけ」

なぜ、あたしのところに借りにきたんだろう

「なんであたし?ほかのクラスの男子に借りればいいじゃん」

そう言うと

「だって男子の教科書汚い。
だから女子に借りようと思って。
女子で頼れるのお前ぐらいだし。」

なんだそれは・・・と思ったが

めんどくさいので黙っておこう。

そして隣に居るニヤニヤしている京奈を後で叩こう


「はぁ・・・まぁ、いいけど。」

「サンキュー!」

そう言って夕陽は自分のクラスに戻っていった。

「さて・・・京奈、殴っていい?」

「だって・・・ッ!アレ・・・殺し文句でしょププッ」

何が殺し文句なのかまったくわからないが

ボスッ

「いたッ!」

とりあえず京奈を殴っておいた。
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