夏と冬とあたしと
最近の夕陽はなんかおかしい。

教科書忘れるたびにあたしのところにくる。

前までは違うクラスの男子とかに借りてたのに。

なぜ最近あたしのところばかりに来るのだろう。

正直、あたしにもう近づかないでほしい

もう夕陽のことを考えるのは嫌なんだ

だって・・・

「朝陽?なんか悲しそうな顔してるよ?」

京奈の言葉にあたしはハッとなった

「ごめん。ちょっと気分悪いみたい。ちょっと授業休むね。」

あたしがそういうと京奈は心配そうに

「大丈夫?気分悪いなら帰る?」

「いや、大丈夫」

そうあたしは言い残して

保健室には向かわずに

屋上へ行った。
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