夏と冬とあたしと
次の日

目覚ましの音で目覚めたあたしは

ダラダラと仕度をしていた。

お母さんに

「早くしないと、夕陽君が来ちゃうわよ!!」

と言っていた気がするが・・・

遅刻するわけでもないのでいいかなと思った。

しかし

「おーい!朝陽ー行くぞ。」

と下から声が聞こえた。

いや・・・さっき思ったんだけど

なぜ夕陽と一緒に登校することになっているのだろう。

いつ約束したっけ?と

思いつつのろのろと仕度の続きをしていると


「朝陽!さっさと来いよ。」


と催促のお声がかかりましたよ。
< 7 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop