ホイッスル


見てしまったんだ。


詩良が先生の元に
行き不満を言ってる所を。

「なんで、栗山さんなんですか?
みんな納得してるんですか?
キャプテンを替えて下さい。」

やっぱり。詩良は、
かなり私の事を憎んでいる。
ショックだった。


「バシッ。」


帰りに私は我慢できなくなり、
詩良を叩いてしまった。

「いたっ。なにすんのよ。」

頬に手を当て私をにらんできた。


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