ホイッスル
「おうちの電話番号わかる?」
と私がきいた。
その子は、うなずいて携帯電話を渡してくれた。
「あたしがする。」
詩良は携帯をとり電話をかけた。
プルルルル―ガチャ。
「もしもし?どうしたの?」
「あの、すみません。
公園で遊んでいたら、
あなたのお子さんに
怪我をさせてしまいました。」
「えっ!?あなた誰?
しかもうちの子に怪我ってどう言う事。」
しばらく怒鳴り声がして電話がきれた。
すぐこっちに来るようだ。