Calling*Me
叶side




芽瑠が急に飛び出して俺もあとを追った。




芽瑠を追いかけるたびに聞こえる……




―――何言ってる?




よくわからない。




暗い裏通りに行くとそこに芽瑠が座っていた。




「なんでついてくるワケ?」

「芽瑠は何を怯えてる?」

「怯えてない、ただ毎日を普通に過ごす女子高生だけど?」

「俺さ見てるよ?ケバい子たちに頼まれて苦痛な顔した芽瑠を……」

「一回した見たことないけどソレと関係あるの?」



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