Calling*Me
叶は一瞬黙って……




私を見る。




「難しいね、それは」

「ふーん。あっそじゃあね」



聞いた私がバカだった。結局答えは自分でも知ってるのに、




なぜか確率の少ない賭けにでようとした。




拷問を扉を開くとき誰か私をストーカーして助ける……




そんな妄想を育ませて開けた。




あとから誰もついてきてないか……




あ―――残念。




「可愛い子じゃあねーか」




ガシ……ドス




殴られて、どんどん私の傷の深さが増していく。




痛みから耐えようとした隙にもう一発拳が降ってくる。




グシャ……ゴス




もう勘弁してよね。代理なんだからさ




私が断ったんじゃないんだからさ……。




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