Calling*Me
悠馬はなんだかんだ頼りになる。




「悠馬ありがとな」

「叶はその口調あんまり芽瑠には出さないよな」

「優しくしたいからさ」




屋上に出た後教室に戻るとき芽瑠がケータイで誰かと話している……




「え……本気で?イヤなんだけど」

「………もう、わかったよ」



電話が終わって芽瑠と目が合った。




「芽瑠あのさ……あれさ嘘だよ……な?」

「は?嘘じゃないからはいこれホテルの名前」




俺がよく行くところ、それに高い。




常連なの、芽瑠?




「抱いてもらって何がしたいの?」

「だから気持ちよくないたいだけ、欲求不満ってヤツ」




芽瑠じゃないよ。




今の芽瑠は芽瑠じゃない。そう思いたい…




でも真剣な目を見たらそんな考えは消えた。




わかったよ。芽瑠がその気なら…




抱いてやるよ……




所詮女はやっぱり顔と体か…。



< 156 / 331 >

この作品をシェア

pagetop