Calling*Me
芽瑠の方を見ても俺を見ようとしない。




前は見てくれたのに、なんでだよ…。




やっぱり抱かなければ良かったな。




「芽瑠……」

「芽瑠こっち向いてよ」




芽瑠向けよ……。




「叶くん芽瑠はいいよぉ調子悪いみたいだし」

「………そっか」




俺は弁当に手をつけた。まったく旨くない。




芽瑠が調子悪いなら俺も調子悪いよ。




芽瑠はメロンパンを出してうつ向いて頬張る。




小さな動きが愛しいと感じた。




そんな視線の隅に見える…美佐。




美佐の方を向くと俺を見てから芽瑠を睨んでた。




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