Calling*Me
自主勉強だったさっきの時間はあっという間に過ぎていった。




「叶、俺もう店に行ってるわ」

「わかった。途中までよろしく」



俺は反対方向の制服が売ってる専門の店に足を運んだ。




女側に行くとリボンを発見。



数メートル先には芽瑠がいた。




サイフを取り出して商品とお金を交互に見てる。




え……。



なんでそんな札の束がでてくる?




「買えない…渡す金が全部か」



どういうこと?




「……叶ッ」




俺に気づいた芽瑠は驚いていた。咄嗟にリボンを背中に隠して。



「リボン買いたいの?」

「別に」

「素直になりなよ」

「別にって言ってるの。わかんないの?」



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