Calling*Me
気づいたら走っていた。芽瑠のいう通りになりそうでカッコ悪くリズムの合わない足。




ペンダントどうか無事で…。



「美佐?」

「何やってるの?」




美佐はいつもと変わらない表情で粉々のペンダントを焼いていた。




ほしかったんじゃないのか?



「あ―芽瑠が焼いてって言うから」



芽瑠が?




なんで俺が何したの?芽瑠に感に触ること言った?




あれは…あれは芽瑠のために買ったのに。




「私はイヤだったんだよぉ…?」

「なんで芽瑠がそんなこと…」

「叶くんが嫌いだからだよぉ」

「ああ―…知ってるよ」



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