Calling*Me
もうそんなの初めて芽瑠に会って話したときから知ってるよ。



俺を冷血で見る目…。



「叶くんのすべてが気にいらないんだよぉ…」




そんなの…知ってるんだよ。



でも…でもペンダントだけは…



「か…叶くんッ?」


俺は自らの手を火の中に入れた。粉々になったペンダントのパーツをすべて手さぐりで取った。




「クッ…熱い」

「大丈夫ッ?叶くん」



ペンダント直るかな。悠馬にでも頼もうか、アイツこういうの得意そうだし手先器用そうだし。



「思ったんだけど…芽瑠が美佐に命令したとは思わない」

「どうして?」

「こんなことするような奴じゃないから、それにすべて話してよ」



芽瑠のすべてを…。



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