Calling*Me
悪魔マリア
瑠side



私の見る目がさっきとは違う、目を見開いて言葉も出ない叶。



「悪女…意味わかる?わからないだろうけど」

「芽瑠さんもっとわかるように…」

「夜街を歩く貴方たち二人ならわかるでしょ。私がなんと呼ばれているか」

「芽瑠さん…貴方はその名前で呼ばれて気分はどうですか?」



聞きにくいことなのか歯切れが悪い棗。



イヤに決まってる。母の名誉を傷つけてまで何をそこまで女王たちに従ってきたのか。



毎日皮肉を浴びさせられどこの裏道を通っても私はスポットライトをあてられているのかすぐに見つかる。




「どうなんですか…?」



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