Calling*Me
何度か名前を呼ばれて慌ててスーツに着替えて表に出た。



「今日も来てくれたんだありがと」

「ドンペリ……注文よ」

「ありがとうございます。」



俺が飲むけど……辛い。まだ未成年なんだけど。




若い子はお金の大切さわかってないからどんどん頼む。




「今日……一緒に……」

「ごめん……今日は無理」




好きな奴いるのにできない。



でも明日にはそんなこと言えないか。




体だけの付き合いに俺は愛を注がない。ただ客へのおもてなし。




「叶と寝られなくてもいいよ」

「ごめんね、また来て?」




俺はこの仕事は好きじゃない。そうしないと金がなくなるから。




この職を選んだ。ここにいる俺の仲間が全員、俺を尊敬してるし




居心地のいい場所。女慣れしてない頃は大変だった。




まだ学校では無口……。




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