クマさん、クマさん。
「本当に来たんだ」
夏ぶりに会ったなっちゃんに一言目がこれって・・・。
でも自然に口が動くぐらい俺となっちゃんの間には距離と時間があった。
「久しぶり」
「うん。久しぶり」
なっちゃん、夏より綺麗になったな・・・。
「ねぇ、クマさん」
「ん?」
なっちゃんは真剣な目で俺を見た。
なっちゃんが口を動かして。
「好きだよ」
俺がずっとなっちゃんに伝えたかった言葉だった。
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