甘いキスの魔法
────……
───────…
瞼をゆっくりあけると
真っ白な天井が目に入った。
「――ん、
こ…こ…どこ…だろ…?」
「――――保健室。」
横から声がして顔を横に
動かすと、あの男の子が
椅子に座ってこっちを見ていた。
――――なんで保健室なんか?
あれ――――…?
するとあたしの言いたいことがわかったようで
「……お前が倒れたから、廊下で急に。」
と言った。
「――そう…なんですか…」
そういいながら天井に目を移した。