姫神
君との出会い

桜の木

「今日このクラスに転校生がきます。」
朝の会の時に担任の美星先生が笑顔で言った。
周囲は 女の子かな? 男じゃね? かわいいといいなぁ
とか言って騒いでいる。別に僕は男でも女でもどっちでもよかった まぁどっちかというと女の子の方がいいけど。

「はいはい 静かにして!じゃぁ入って。」
ガラガラとドアを開け女の子が教室に入ってくる。
みんなはジーと彼女を見る
あれ?どこかであった気がする。
先生が黒板に彼女の名前を書く
 羽空 姫神
見たことのない名前を書いた
「んじゃ 羽空さん 自己紹介をして」
ショートカットとおかっぱの間ぐらいの髪の長さで顔もかわいい 小柄な子だ
「初めまして」
声は透き通るようなきれいな声で でもどこか幼い感じのする声だった
「私はM中学校から来ました 羽空 姫神 (はねぞら ひめがみ)って言います
姫神って呼ぶとながいので姫(ひめ)って呼んでください。」


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