甘苦キャンデー

～放課後～


「で、、どうしたの？」


変な感じだ。なんだか、嫌。


「俺さ、彼女いるんだ。」




ーそれをわざわざ言いにきたの？ー


「それで？」


なんだかいらついた口調で言って


しまった。


「俺、そいつと別れるからさ、


俺と付き合わない？」



あたしの頭ン中でなにかが「プツッ」


ッと切れた。


「それ、、、、何で両想いって分かった


とき、すぐに言わなかったわけ？」








「ごめん、、、悪かった。」






「何でっていってんの！」



一瞬、力斗がすごく悲しそうな顔を


したように見えた。



「勇気がなかった。それだけだ。」