ブルー
「どう、って…。まぁ多分花音達の思ってる通り」


舐めておたリードを楽器に付け、苦笑いしながら、そう答える。


いつの間にか、准もバスクラを持って、隣の席へ移動して来ていた。


「……准の言う通りやった」


少し決まりが悪くて、小さな声でつぶやいた。


傷ついてるのは、空の方だった。

傷つけたのは、あたしの方。

悪いのも、あたしの方だった。




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