ブルー
「俺だってお前らは分からんかもしれんけど、後輩は可愛い」


へ?

少し顔が赤くなってしまった。


先輩はきっと不器用なんだろうけど、言葉直球すぎて、よく分からない。

それに憧れの先輩だから、余計に緊張してしまう。


「あ、違う誤解すんな。後輩として、だから」


あたしの頬が赤くなってるのに、気づいたのか慌てて弁解する。


「あ、…大丈夫です。分かってます」


「なら、いいんやけど」



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