ブルー
「空…もうどこにも…、行かんで…」
かれた声を痛む喉から、必死に出して、
がんがん揺れる頭も、気にせずに。
その言葉を言った直後、あたしはすぐにまた、意識を放してしまった。
「どこにも行かんよ」
そう言った、空の笑顔を見てから。
かれた声を痛む喉から、必死に出して、
がんがん揺れる頭も、気にせずに。
その言葉を言った直後、あたしはすぐにまた、意識を放してしまった。
「どこにも行かんよ」
そう言った、空の笑顔を見てから。