You are...
 





どれくらい寝ていただろうか。
あたりは真っ暗になっていた。
でも寝たおかげであたしはだいぶ体の調子がよくなっていた。



一本の電話が家にかかってきた。
あたしはベットから体を起こし、電話をとった。


「Hello. You are sakulagi?
I'm the police.....」


警察からの電話だった。
嫌な予感がした。警察から電話がくるなんて…

しかしその予感は当たっていた。

その警察官の話によると、あたしの家族を乗せた車と信号無視をした大型トレーラーが
ぶつかって家族は全員亡くなってしまったという。
すでにお父さんの会社の人は警察にきているから警察が家に迎えに行くからあたしも来てほしいと言われた。

そんなことを言われてもあたしは信じられなかった。
お父さんが死んだ?
お母さんが死んだ?弟が死んだ?

あたしは声が出なかった。









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