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警察につくと顔見知りの人が多くいた。
お父さんの会社の同僚の人だ。

その中でも山本さんと言う、お父さんと一緒にアメリカに転勤してきた人があたしに近づいてきた。

山本さんは泣いていた。
その周りの人も泣いていた。
なんでみんな泣いているの?
そう聞きたかったけど、声がでなかった。

「小菜美ちゃん。お父さんたち、向こうの部屋にいるからちゃんと会ってきてあげて。」


そう言われあたしはなにもかもわからないままその部屋に走っていった。

そこには傷だらけの家族がいた。
お母さんが一番ひどく傷をおっていた。
車は助手席のほうからぶつかってきたそうだ。
一番弟が傷が少なかった。
弟はこの事故の衝撃で車のあらゆるところにぶつかってそしてあたりどころが悪く、なくなってしまったと医者のような人が説明してきた。







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