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「おっ優輝遅かったな。もしかして俺の家の来方忘れてたか?」

「ごめんごめん、いやスーパーによって飲み物買ってたからさ。」

そういって2リットルのペットボトルを涼に渡した。
すると涼はそれを手にとって、ありがとう。と俺に言った。
涼の周りには懐かしい顔ぶれがあった。今涼の家にいるのは俺を合わせて5人だ。
このメンバーは小学校の頃のサッカーチームで同じだったやつらだ。

「そう言えば優輝の学校に声の出ない桜木ってやついないか?」

と涼の隣にいた拓真が聞いてきた。
さっき会った桜木さんだよな…

「いるよ。てか同じクラスだし。さっきもそこのスーパーであったよ?
桜木さんがどうしたんだ?」

すると拓真がやっぱりな、という顔をした。

「あいつなんで声が出ないかしってるか?」

なんてことを涼が言ってきた。
なんで声が出ないかなんて理由は聞いたことはなかった。

「優輝以外の俺らは桜木と同じ中学だったんだ。その時、ある噂があってさ。
その噂っていうのが…」

「あいつ、アメリカにいたって知ってるか?」

と俺の隣にいた将人が話を割って入ってきた。






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