加害者は俺、被害者は私。
「あんた…やっぱり変わってたんじゃない」
そう言うゆーちゃんは、私の話を聞いたせいか涙を浮かべてる。
「ゆっゆーぢゃ…泣かないでっ…」
私も鼻が詰まり、上手く話せない。
「ふふっ…ばかね。応援するよ?あたし」
「…ゆーちゃん…ありがとぉ…」
「勿論、恋もピアノもって意味だからね」
「…うん!!」
やっぱりゆーちゃんは、私の大好きな親友だよ…
「あぁ〜!!!バカユズ!!何俺のは〜にゃん泣かしてんだよ!!」
いきなり大声が聞こえてきたと思ったら、蒼之丞くんがすごい勢いでボール片手に走ってきた。
「ちょっとジョー、汗くさいから近寄らないで」
「うっせーっ!!塗り付けてやんぞ!!」
「あ…ああ…二人とも…」