加害者は俺、被害者は私。
「珀!!」
「あっこんにちは、珱平さん」
ふわりと笑う珀に、胸が高鳴るのがわかった。
加害者が被害者に恋するとか…マジありえねぇよな。
でも…正直止めらんねぇ。
この気持ちは…
「今日は、はやいんですね?」
「え…?」
俺が時計を見ると、三時だと思ってた時計の針は、まだ一時。
あれ……?
時計読み間違えた…
「もしかして…間違えた…とかです?」
「はっはは…えっ…はは…うん…みたいだね…」
俺のマヌけな発言に、珀は大きな瞳をまだ大きくして、次には…
「フフッ、はははっ…!!」
大笑いしていた。
「は…珀…(汗)」
「すっすいませ…ふくっ…ははっ…えっ間違っフフッ…」
ツボったみたいだ。