加害者は俺、被害者は私。
ちょっと…唐突過ぎた(汗)
「…い…いつから…知ってたの?」
はるは、ベンチの上で足を折って、膝に顔をつけているので表情はわからない。
「……七歳んとき」
「なっ…七歳のときなら、もっとはやく言って欲しかった…っ!!」
はるの切実な思いがひしひしと伝わってきて、俺は胸が苦しくなった。
大事な人を、俺の思いだけで苦しめてたなんて…
考えたことも無かったし、考えたくも無かった。
「ごめん。俺なりの考えがあって…今まで黙ってた。はるが悲しむとこ、見たくなかった。俺の想いに…気付いて欲しくなかった」
「…想い?」
「あぁ…俺は、はるが好きだ。だけど、はるは俺と兄弟だと思ってるから、隠し通すつもりだった…でも!!!…お前が今日、気持ち言うから…」