あいたかった青と白

―おばあちゃん何処に行っちゃったの?私を独りにしないでよ―





ベッドにうつぶせに泣いていたときだった。





美香のかばんから携帯の着信がなった。





電話に出ると聞き覚えのある声が聞こえてきた。






「ちゃんと家に帰れた?部屋に君だけ残していたから少し心配してたんだ。」





琢海だった。



美香は琢海の部屋を出るときにスケッチブックにクレヨンでメッセージをのこした。



“大事な用事があるので家へ帰ります。いままでありがとう。携帯番号書いておきます。必ずこの番号にTELしてください! みか090xxxx-xxxx”と。




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