あいたかった青と白
現在家の家事はほとんど美香がやっている。




お弁当を食べながら自然と涙がこぼれてきた。




自分で作った卵焼きには自信があるはずなのに、ちっとも味がわからなかった。







しばらくして、近くからなにか歌っている女の子の声が聞こえてきた。



誰?



でもこの歌好き。
声も。



美香は食事を中断して声のするほうへ行ってみた。





校舎裏の奥に一人の少女がいた。




たしかこの子はCクラスの子・・・。




美香は話しかけようか迷った。




でもこの歌をもう少し聴いていたかったので何もせずそこでじっとしていた。






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