桜舞う木の下で
「あ〜!」
まだ午前5時なのに大声を出す愛ちゃん。
早く〜!って、誰かに叫ぶ愛ちゃん。
って…え…?
あれって…左に長身の男の人と…右に…瀬川先生?
「わりぃ…」
「すいません!」
何で…?
「今日は、瀬川先生と湯沢先生も一緒で!」
「えぇ〜!」
「駄目?」
うん!駄目!!
って即答したいんだけど…
それは流石に酷いから…
「別に…」
「よし!」
決定とか騒ぎ始めちゃったし…
わざわざ、愛ちゃんの大切な時間を切り裂く気にもならないし…先生がいるなら…距離近くなるように頑張ってみようかな…なーんて。