桜舞う木の下で


「どうせ、湯沢先生がいないから頑張ったって無駄って思ってんでしょ?」


そうですが何か?
ムッと愛ちゃんを睨むと…


「湯沢先生が見るなら頑張る?」
「…当たり前。」

────────☆


って発言から今に当たる…。


「湯沢先生が居れば頑張るんでしょ?」


ニコニコしてる愛ちゃんが顔を覗いてくる。


「…湯沢先生だってさ、迷惑だよ!!」


当たり前に迷惑だよ!!
普通に、そう思った。


「…湯沢先生がやるって言ったんだけど?」
「え…」
「やる気がない子にはやる気を出させなきゃね!」


湯沢先生…性格戻りました?

< 119 / 215 >

この作品をシェア

pagetop