桜舞う木の下で



「誘われたの?」


「まぁ…瀬川先生が行くなら、良いかなぁ…って」



そう言いながらも笑う先生を横から見てる私の心臓はMAXだよ!!

先生は分からないよね…私がこんなにも好きな事…。
鈍感男!!なんて言ったら殺されるから何も言わないけど…。

あっという間に遊園地に到着した。



「やっぱりさ…お化け屋敷?」



意味ありげな笑みを溢す瀬川先生。

お化け屋敷って季節外れじゃん!!とか自分の中で突っ込む私。

その横で騒ぐのは、愛ちゃん。

確か…愛ちゃんってお化け屋敷…



「暗いし、何が起こるか分からないし気味悪いから嫌だ!」




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