桜舞う木の下で

今日は、午前中で授業終了。


「麻衣?デート楽しんでね☆」


背中をポンって叩いて手を振って帰る愛ちゃんと愛香。


「デート…じゃないし。」


そう思いながら学校の校門を出ると、バイクと長身男が…


「待ちました?」
「全然!!瀬川先生と話してたし」


横を見ると瀬川先生発見!!


「お前…いたの?って顔すんなよ!」
「フフ…」
「まぁ…明日から中間だからな!」


って言うと仕事場に戻っていった。


「じゃ…行こっか?」
「はい…」


先生のバイクに乗ると、やっぱり落ち着くんだ。


< 125 / 215 >

この作品をシェア

pagetop