桜舞う木の下で


「行く!!…麻衣は?」
「行こうかな?」


別に嫌じゃなかった。
寧ろね、嬉しかった。
あの3人の中に私が入って良いの!?みたいな…

だってさ、湯沢先生が居た頃は学校の中でも有名な仲良し3人組だったし…。


「行こっかな?」
「決定!!」


子供みたいにはしゃぐ愛ちゃんを瀬川先生は、ホントに幸せそうな目で見てたんだ。


この二人ならきっと、なんだって乗り越えられる気がした。
こんな二人みたいに、なりたいなぁ…って。


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