桜舞う木の下で

きっと、絶対忘れられないと思う。
この公園でバスケした事も絶対忘れられない。


「家帰る?」
「…だな。」


上着を私に持たせて瀬川先生と家まで競争!!とか言って走り出した先生と瀬川先生。


「…今日は、ずっと傍にいたいな…」


私の呟きに頷いた愛ちゃん。そうだね、って。

私達は、いつもな学校みたいにべちゃくちゃ喋りながら、ゆっくり愛ちゃんの家に向かって行った。


「速くしろ!!」
「よ〜いドン!!」
「「え〜!?」」


先生のスタートコールで私達二人は愛ちゃんの家まで走った。多分、100mちょいあったかな?


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