桜舞う木の下で

中3で皆と会ってなかったら、今もまだ、本気で付き合える友達なんていなかったと思う。


「ありがとう、麻衣。」
「こちらこそ。ありがとう。」


そんな話をしてるうちに、家に到着。


―ガチャガチャ

「ただいま!!」
「…」


応答が無い部屋の奥。
私と愛ちゃんは目を会わして中に入っていった。


「もしも〜し?」
「あ…愛ちゃん…」


私は、愛ちゃんを呼んだ。
私の目の前には湯沢先生と湯沢先生の肩で寝てる瀬川先生がいた。


「…カップルかよ。」


って愛ちゃんが笑うから、私も笑っちゃった。
近くにあった毛布を先生にかけて、私達はクリスマスパーティーの準備をし始めた。
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