桜舞う木の下で


「…う…ん…」


全部全部引っくるめてありがとう…。
こんな私で良ければ、何処までも優人に着いていく。
優人がウザイって言っても何処までも引っ付いて行く。

私の為に全てを捨ててくれた優人を私は、全力で愛すから…。
大事にするから…。


「ありがとう…優人。」


優人は、頷いて、私の顔を見て、こちらこそ。って。


初めてだった。
傷付く恋はいっぱいした。
でも、傷付いても、こんなにも温かい気持ちになれる恋は初めてだった。


優人…

貴方が、私の最後の人です…。


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