桜舞う木の下で



「うっ…るせぇ…」


「すいません…」



今になっては視線も無くなってゆっくり出来るはずだけど…先生と二人きりが引っ掛かる…。

何でよ?



「はい。」


「ありがとうございます…あっ…何円でした?」



私は急いでバックから財布を取り出した。



「あ〜!!良いから。」



先生はそう言ってバックにしまうように言った。

いや、



「悪いじゃん。」



奢ってもらうって中中気が乗らない私。



「別に大丈夫だし。」



ニコッって…。

先生…

だから、それ罪!!



「バカ…」


「…」



私は咄嗟に口を封じて先生の顔を見た。



「何?」



聞こえてなかったんだ…よかった…。

口が滑ってバカって言ってたの聞かれてたらどうしようかと…。



「ん?別に…」





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