桜舞う木の下で
「麻衣!!!!!」
「…愛香…」
校門から私めがけて走ってくる愛香。
「おはよ!!!!!!!」
「いひゃい…」
いきなり頬っぺたぐにゃぐにゃされても…。
でもね、やっと笑えた感じがしたんだ。
ありがとう、愛香。
「皆には用件は話しといた。」
教室に行くまで愛香は私が電話を切った後について話してくれた。
「皆、ブーイング!!特に愛美がさぁ…くそジジイとか言い始めて最後に定番の一言!ハゲろ!!って言ってさぁ!」
愛香は思い出し笑いしながらめ話してくれた。
お腹痛い!!とか言って。
ま、私も笑ってたんだけど。
「麻衣!?」
教室に入ると愛ちゃんが駆け寄ってきた。
「来ないかと思ったよ!!皆も、そう思ってたんだから!!」