桜舞う木の下で


「やっちゃったよ…」
「あ…」


すべてやり遂げたように去っていった先輩達。
…そんな事しても金山先輩の気持ちは結菜ちゃんに向いてるんだから…無理じゃない?


「あんな事しても傷は浅くならないのに…」


日暮先輩と同じように瀬川先生が違う人に気持ちが向いてしまって別れなきゃならなくなった愛ちゃんがボソッと呟いた。


「確かに…許せないけど、仕方ないじゃん?」


っ言いながら中学校舎に向かった愛ちゃんの後を私たちはついて行った。


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