貴方の背中を…

誰だろ。


宅急便かな??


そんな事を思いながら、玄関のドアを開ける。


「はーい、どちら様…」


「よぉ。」





―――――翔くんだ。




「何?どうしたの??
こんな時間に珍しいね。
まだ夕方なのに、部活じゃなかったの??」



私は、思ってる事をポンポン口から、言葉として放り出す。


…だって、あんな事言っといて

今更何の風の吹き回し?!


…て感じじゃん??



「今日は部活は休んだ。
あのさ…明日、俺の誕生日じゃん??
だから、俺ん家でパーティーするんだ。
んで、那奈も来いよ。」




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