貴方の背中を…
翔くんは、私が小学2年生の時、この町に引っ越してきてから、
ずっと、私を可愛がってくれた。
一緒にサッカーもしたし、
野球もした。
私がいじめられた時は、
いつも、翔くんが守ってくれた。
その時はまだ、私は小学生だったから、
翔くんに恋心など抱く事がなかった。
というか、恋と言うモノを知らなかった。
その何年後かに、何となく、漫画とかを読んで、恋は どういうモノなのかが、分かった。
でも、好きな人の言葉、一つ一つに喜怒哀楽をしているのが、
よく分からない。
何故、喜んだり、哀しんだりするの…??
小学生の私には、まだ理解できなかったんだ…。