貴方の背中を…

翔くんは、私が小学2年生の時、この町に引っ越してきてから、

ずっと、私を可愛がってくれた。


一緒にサッカーもしたし、
野球もした。


私がいじめられた時は、
いつも、翔くんが守ってくれた。


その時はまだ、私は小学生だったから、

翔くんに恋心など抱く事がなかった。


というか、恋と言うモノを知らなかった。



その何年後かに、何となく、漫画とかを読んで、恋は どういうモノなのかが、分かった。


でも、好きな人の言葉、一つ一つに喜怒哀楽をしているのが、

よく分からない。


何故、喜んだり、哀しんだりするの…??


小学生の私には、まだ理解できなかったんだ…。



< 3 / 34 >

この作品をシェア

pagetop