薔薇の花束を
君の事
松原サンについてきた場所…
電車二駅目で降りてすぐ…こじんまりした小さいアパート
案内された部屋は、まぁまぁ綺麗にされていた
『……』
「ぁ…何飲む?ってか何飲めるんだ?」
冷蔵庫の中を見ながら私に問い掛けている…
私は冷蔵庫の中なんかに居ないのに
『お水…ください』
人の家なんて久々……思わず部屋中をキョロキョロ見回してしまった
「クスッ…なんか珍しいモノあった?」
微笑みながらテーブルに水とコーヒーを置き、松原サンは私の近くに座った