薔薇の花束を
今日も当たり前の様に私の隣りに居る松原サン…
そういえば…なんで松原サンは あの日 私に声を掛けたんだろう…
そんな事を思いながら松原サンを見ていたら、ふと目があった
「…どうかした?………あ、もしかして見惚れ…」
『あの日、なんで私に声を掛けたんですか?』
松原サンの言葉を最後まで聞かずに、声を発した
「………」
『…?』
「前に言わなかったっけ?」
『…何か言ってましたっけ?』
首を傾げ松原サンを見上げると、松原サンはガックリと肩を落とした