薔薇の花束を



スッと近付く松原サンの顔に、思わずドキンと胸が高鳴る…



「…一目惚れ……ってさ」



優しく…でも少し悲しげに微笑む松原サンは、格好良さよりも綺麗さが勝って、私の視線を釘付けにした…



『…っ//…じ…冗談じゃ無かったんですか?』


「星華チャンの瞳に映る俺って、そんなに軽チャラな訳?」


真面目な表情で…私から視線を逸らさずに…低いトーンの声に、私は松原サンを怒らせたんだと知った…




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